JR相賀駅から歩いていけるところに、尾鷲ヒノキを体感できる場がこの春オープンする。地元の素材・製材業者の組合、海山木材協同組合の新しい事務所である。1階が展示室と事務所、2階が会議室となるが、建物丸ごと見学したい。 |
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地元の素材が生きる
引き戸を開けてなかに入ると、日当たりのよさとヒノキの光沢が相俟って、とても明るい。木がたくさん使われているが、野暮ったさは全くなく、圧迫感もない。 1階の壁板は節がなく、尾鷲ヒノキのピンク色とつややかさが、シンプルだけれどもあたたかみのある上品なたたずまいを生みだしている。また、珪藻土と尾鷲ヒノキのコンビネーションは絶品である。壁紙が張られている面もあるので比べてみるといい。 2階にあがると、今度は壁板には節がある。こちらの方が愛嬌・表情があるように思う。節が抜けて穴があいてしまう死節の痕は一つ一つ埋められており、丁寧に作られていることがわかる。 1階から2階の境を渡っている梁は、背の高くてきれいなので目に留まる。そういえば、今は2階の天井が張られていて見えなくなっているけれども、屋根裏には太く丸い立派な梁が渡っていて、この建物を支えていることを思い出す。 |
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展示室には、尾鷲ヒノキでつくられた小物や家具類が展示される(一部販売)。また、各製材所がそれぞれの活版を印字した柱材を一本ずつ並べられる。 ここで楽しいのが色々なパターンの建具類。玄関の引き戸に始まり、トイレの入り口、物置の戸、窓枠などなど、いずれもウッドメイクキタムラの手づくりである。事務所内の物置の戸も他と違ったデザインになっているので興味ある人は声をかけて覗かせてもらってみては。 この他にも、2階の壁には柱が外に見える真壁と柱が壁に隠れている大壁の部分があったり、フローリングの幅が違うものが使われていたり、ヒノキのいろいろな使い方を比べられる。 材料の木材はもちろん地元の木を組合員が加工した。木材以外にも玄関の石も地元産。大工さんも地元のひとなら照明も地元で尾鷲わっぱを作っている職人さんの作品を入れる。設計は森林組合の濱田氏。 |
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